乳児の短時間で消失する原因不明の事象(Brief resolved unexplained event)

Uptodateを参考にすると、呼吸、外観、または行動の予期せぬ変化(チアノーゼまたは蒼白、呼吸停止、呼吸減少、または不規則、筋緊張の著しい変化(筋緊張亢進または筋緊張低下)、または反応レベルの変化)を特徴とする、突然の短時間で消失したエピソードのこと。

中でも今回は、乳児良性スパズム(Benign spasms of infancy (BSI))が疑われた。(以前には良性非てんかん性乳児スパズムとか、乳児良性ミオクローヌス(benign non-epileptic infantile spasms or benign myoclonus of early infancy)と呼ばれていた)

BSIは発達退行と関連しておらず治療を必要としない。問題は乳児良性スパズムと、神経発達上治療が必要なてんかん性スパズム(West症候群:点頭てんかん)や乳児ミオクロニーてんかんとの鑑別が臨床的な類似性から困難な場合があること。

下記の文献では発作期ビデオ脳波検査がてんかん性か非てんかん性かに分類するためのゴールドスタンダードとしている。

Epileptic Disord. 2019 Dec 1;21(6):585-589. doi: 10.1684/epd.2019.1116.
Benign spasms of infancy: a mimicker of infantile epileptic disorders
Jamie Ghossein , Daniela Pohl PMID: 31843733

乳児良性スパズムは数週間から数カ月かけて症状の強度と重症度が増し、その後2~3歳で自然に治まるとのことだが、様々な観点でプライマリケア医として紹介すべきというときに小児神経専門医に紹介、となるかもしれない。

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